7月 14 2020

学生時代のアルバイト仲間の友人と2人で8日間かけてイタリアをめぐるツアーに参加しました。大阪の関西空港から飛行機でイタリアに向かい、現地ではバスで各地を移動しました。イタリアのミラノ・ローマ・フィレンツェ・ベローチェ・ヴェネツィアを訪れました。季節は1月末から2月初旬にかけて、学生最後の卒業旅行として行きました。

日本人ガイドが1名と、ベローチェなどは現地在住の日本人がガイドとして色々と文化的なことを教えてくれました。ローマ市内は地下鉄などにも乗ってコロッセオなどの世界遺産を巡りました。

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ベローチェではロミオとジュリエットの舞台となった都市でもあり、愛を象徴とするハートをモチーフにしたお土産屋さんがならび可愛くて印象的でした。ヴェネツィアはカーニバルの真っただ中に訪れることができ、本格的な仮装をしたイタリア人と写真をとったりすることができました。

友人と小さな仮面を購入して、プチ仮装をして私たちも楽しみました。ローマ・フィレンツェでは自由時間が多かったので、早起きをして朝市などを覗いたり、観光地以外の住宅街を歩いて街の雰囲気を感じることができ新鮮でした。ツアーは朝・昼・夜ほとんどがついている日が多かったです。

一通りのイタリア料理を楽しめました。なかでもチーズときのこのリゾットが忘れられないくらいおいしかったです。散策時間にはジェラートを何度も食べました。真冬でしたが、本場の味が嬉しくついつい食べてしまいました。

ヴェネツィアでのカーニバルが一番印象的でした。町全体がお祭りで盛り上がり、子供からお年寄りまで仮装を楽しんでいました。水の都ということもあり、街中は小さな手漕ぎの船で移動します。仮装した人と、イタリアの街並み、水路の雰囲気が本当に素敵でした。イタリア人は人懐っこい性格の人が多く、一緒に写真を撮ろうと言うと、快く写真撮影してくれる人が沢山いました。

私たちも小さな仮面を購入して、仮装を楽しみました。カーニバルの時期に訪れることはなかなかできないことなので本当にうれしかったです。水路での手漕ぎ船での移動の時は水兵さんが歌を歌ってくれました。また歩いている人や、水路沿いのお家の人は目が合うと「チャオ」とあいさつしてくれます。

初めて行った場所ですが、すごく温かい気持ちになれました。街中は迷路のように入り組んでいて、地図を見ていても元の場所に戻るのが大変でしたが、困っていると親切に教えてくれるイタリア人にもとても助けられました。分かりづらい英語で質問しましたが、理解してくれようと地図に指を差して教えてくれたのですぐわかりました。 

ローマを訪れた時に、1日半自由時間があったので、観光地ではなく地元住民がいく市場に行くことになりました。ローマの路地はわかりにくく、私たちは迷ってしまいました。ローマの路地裏は治安が悪く観光客を狙うジプシーなどと遭遇すると聞いていたこともあり、女性の20代前半の2人組の私たちは怖くて動けなくなりました。

その時にまだオープン前の雑貨屋さんの店主がちょうど開店準備をしていて、助けてくれました。日本に来たことがあり、日本人が大好きな方でした。店の中に入れてくれてストーブを付けてくれました。そして、作業をとめて、わざわざ市場のある広場まで案内してくれました。本当に助けてもらえてありがたかったです。

次の日もその店に遊びに行って、ペンフレンドになれたらと思いもう一度訪れたのですが、残念ながら定休日で店は閉まっていました。置手紙を置いて帰りましたが、彼から連絡が来ることはなかったですが、旅ならではの思い出となりました。私も日本に来た外国人が困っていたら何か手助けしたいなと思っています。